サイバトロンは、G1期のサイバトロンの海外名である「AUTOBOTS」と名前を
改める。（なおBW期のサイバトロン海外名は「MAXIMALS」）

　元々、「カーロボット」のサイバトロンがG1時代のエンブレムを使用しているた
め、そうした翻訳がなされたものと思われる。

　また、ファイヤーコンボイを「OPTIMUS PRIME」とされたのをはじめ、G1時代
のキャラクターの名前が一部に用いられているのも特徴。

　スパイチェンジャーは2体ずつセットで、フリップチェンジャーは対決セットで
発売される模様。また、殆どのキャラが、ルーフやボンネット、側面などに、日
本版に無かったサイバトロンマークの印刷が施されており、スパイチェンジャー
はそのため、本来あったシークレットエンブレムが省略されてしまっている。
（なお、「消防庁」「警視庁」などの文字や、「FIRE　CONVOY」などのタイヤの刻
印などはそのまま）　

　発売予定の中には、いくつか日本版カーロボットの中に対応する
物が無いと思われるものも含まれている。上の５体は、いず
れも、スパイチェンジャーと同じく、二体セットでベーシック扱いと
なっており、うち4体ははG2末期にキャンセルされたゴーボットの第
四期の流用。
　エックスブローンからウルトラマグナスの３体は、同名の大型トイの
廉価版としての性質も持っている。

　ストームジェット以下の５体は、ビーストマシーンズで発売されたトイ
のリカラー、あるいは未発売商品であり、特にオプティマスプライマル
の設定にはビーストマシーンズの世界とのリンクも示されている。
　いずれも、2002年の春〜夏にかけて「USAエディション」として、日本
でも限定販売された。

　デストロンガーは、BW期のデストロンの海外名である「PREDACONS」の
名前で登場する。（ちなみにG1期のデストロン海外名は「DECEPTICONS」）
やはり、エンブレムがBW時代のものであった事による対応であろう。

　さらにコンバットロンは「DECEPTICONS」の名前で発売され、旧デストロン
軍団のエンブレムが印刷が施される。

　ギガトロンを除く初期メンバーは海外ではすでに「TRANSMETALS2」として
99年に別の色で発売されており、その動向が注目されたが、日本と同じ色で
3体セットの形で再発売されるようである。

　HASBROの発表では、メガトロンは最初から10段変形という話もあったもの
の、結局スペック上6段変形のままに落ち着いたようである。（型はデビルギガ
トロンのまま）

　デストロンがーにもRIDオリジナル商品がある。

「ブルーティカス」はバルディガスの原型となったG1の合体兵士
の名前でもあり、当初はビーストマシーンズで今年の発売が予
定されていた。設定上マシーンズとの関連は見られない。

　続く2体はレッカーフック、インディーヒートの対決キャラとして
セットで発売されるもので、日本で98年に「ビーストウォーズII」の
ダージ、スラストとして発売されたジェットタイプのフリップチェン
ジャー2体の新バージョン。（元々4体とも、海外で96年、店舗限
定の「マシーンウォーズ」として発売されたものの色を変更したも
のであった）

　クライオテックは、ビーストマシーンズの設定を引いたキャラで
ありながら、RIDのパッケージで発売された最初のケース。アメリ
カではTARGETという店の限定販売だが、日本でも一部仕様を
変えて一般発売された。

　オブシディアンはビーストマシーンズの同名キャラのリカラーで
あるが、テックスペックの類は一切無く、謎の多いキャラクター。

　スカージには２バージョンあり、ひとつはサイバトロンのワイル
ドライドらと同様、大型トイの廉価版として出されたもの。劇中と
同様にブレイブマキシマスに搭乗させる事も可能である。もうひ
とつは同じコンボイ型であるG2コンボイのミサイルトレーラー版
をリカラーしたもので、同規格のミサイルを持つブラジオンともど
も「デストラクティコン」と呼称される。いずれも日本で「USAエディ
ション」として、限定販売された。

　メガボルトはオプティマスプライマルらと同じく、ビーストマシーン
ズの未発売商品。アクサー、ドレッドウィンド＆スモークジャンパー
はG2商品のリカラーで、これらも「USAエディション」として、日本で
も限定販売された。