BLACK CONVOY

ALLEGIANCE : DESTRONGER
SUB-GROUP :
COMBATRON
FUNCTION :
COMBATRON LEADER
FIRST APPEARANCE :
CAR ROBOTS # 14
「本当の恐怖を教えてやろう!」

Profile : 恐ろしいまでに冷酷で、触発的な気性の持ち主。傲慢かつ攻撃的であり、全面的な破壊活動という手段が、最終的な勝利という目的に対して、常に優先される。別の言い方をすれば、自分の気に入らない作戦は、例え確実に勝てるものであろうと、用いようとはしないのである。気位が高く、敵と正面からぶつかり合う事を好み、特に、自分の姿の元となったファイヤーコンボイに対して激しい闘志を燃やす。また、勝利のためにはどんな事でもするギガトロンを密かに軽蔑しており、いつかファイヤーコンボイともども抹殺して、自分が全宇宙の支配者となる野望を抱いている。
 ブラックコンボイとコンバットロンの起源は謎に包まれている。彼等は元々、数千年前に地球に不時着し、プロト体の状態で眠っていたサイバトロンが、ギガトロンによって、デストロンガーとしてリプログラムされたものであるが、現在のところ知られている時系列に、そのようなサイバトロンの記録は存在しない。ボディの系統としては、第二世代セイバートロニアンのものに非常に近いナナイト構造を持っているが、やはり歴史には記載されていない。リプログラムの影響で彼等自身の過去の記憶も殆ど消去されており、ブレイブマキシマスとのリンクによって一部の記憶を取り戻したブラックコンボイ自身も多くを語ろうとはせず、真相は依然として闇の中である。

Abilities :  タンクトレーラーモードでは最高速度370km/hで、最大の1万リットルの液体水素燃料を積載した状態で、640kmの最大走行距離を誇る。超高密度金属繊維で強化された後部の燃料タンクはいかなる砲撃にも耐え、仲間のコンバットロンにエネルギーを補給し、また奪ったエネルギーを蓄えておく事が出来る。
トレーラーの変形したロボットモードでは、剣術を得意とし、製法の失われた伝説の超金属、セイバートニューロンで作られているのではないかと噂される魔剣、ブラックソードを愛用する。これは、ブラックコンボイのエネルギーをチャージする事によって無限に硬度を高める事が出来、いかなる物質も一振りで両断する事が可能である。両肩に二門ずつ装備されたメーザー砲はブラックコンボイの意思によって進路を変えたり誘導したりする事が可能で、ミサイル発射装置としても使用できる。また、二連装のプラズマガンを携帯する。
タンク部分はバトルベースに変形し、本体を支援する。ビークルモードでも使用可能な速射式ディスクボムランチャーと、一発で高層ビルをも吹き飛ばす五連装速射式ミサイルランチャー、そして、一つの街を軽く消滅させる破壊力を持った、基地内で自動生産されるプラズマエネルギー弾頭の大型ミサイルの発射台を備えており、コンバットロン12体分に相当する火力を持つ。また、最上部にはプラズマガンの変形したシールド発生装置を備え、プラズマエネルギーのバリアーで半径20メートルの範囲に対する攻撃を無力化する。

Weaknesses :  彼の精神は、ギガトロンによって植え付けられた悪の心、スキャニングの際に取り込んでしまったファイヤーコンボイと人間の心、そして彼本来の心の複雑な集合体であり、極めて不安定な状態にある。しばしば前後の言動に不一致が生じ、隠密作戦の最中にいきなり攻撃を開始してしまうなど、自ら危険を招き入れてしまう事も少なくない。周囲には単に、わがまま、癇癪、などと受け取られているが、場合によっては深刻な人格崩壊に陥る可能性もある。