B
T

04
サイバトロン
偵察員

ハウンド    

●役割…偵察員
●変化…ジープ TJ ラングラー

ダイムラー・クライスラー社とハイテクノロジー工業の協同開発により、最新の探知機能を備え甦ったサイバトロンの追跡者。地球の自然環境をこよなく愛し、心密かに人間になりたいとさえ願うハウンドは、バイナルテック計画をさながら夢の実現への第一歩と感じており、プロジェクトの強力な支持者として危険を伴う新技術投入試験にも進んで協力を買って出た。厚い忠誠心と恐れを知らぬ勇敢さに加え、全身に装備された高精度センサーにより、高次の認識力に目覚めつつある。

●武器…ホログラムガン


SYSTEM DESCRIPTION

ハウンド用機体の再設計にあたり、従来の探知・追跡システムは大幅に改変・再構成されている。ヘルメット正面に組み込まれた赤外放射コレクターは最低値0.02℃の熱量差を感知する事ができ、人間、機械に拘わらずあらゆる目標の追跡に効果を発揮する。また電磁波シールディングの強化により、地形図作成機能およびその記録データの保護性能が格段に向上した。

携帯装備であるホログラムガンは、小型ながら光子の大規模制御による3次元ホログラフィック・イメージの空間投影が可能な、高度テクノロジー装置である。そらにモード変換により、中威力のフォトン・ブラスターとして使用することができる。

ハウンドの外装はスマートスキン技術の導入により、全身がスキャナー、レーダー機器の塊となった。地球上では、ニュートリノスキャナーによって一度に半径約5km(地平線までの距離)の走査情報が収集でき、3次元シミュレーション回路により、これを高精度の擬似環境データとして処理・保存し、友軍へ送信する。ビークルモードのロールバー内部には擬装用のホロプロジェクターが装備され、コクピット内にバーチャル・ドライバーおよびパッセンジャーを投影することも可能である。